ライフワークの見つけ方:42歳でアーティストデビューした紫乃~murasakino~の場合

ライフワークの見つけ方:42歳でアーティストデビューした紫乃~murasakino~の場合

Artistの
紫乃~murasakino~と申します。
SHI-NO と呼んでくださいね。

主にアクリル絵の具を使い
を描いたり
写真を撮ったり
花を活けたりすることで

本当の自分を表現
人を癒したり勇気づけたりすることを
ライフワークにしています。

私がアーティストとしての活動をする前は
手作りで山の中に小さな木の家を作った後

「日本の森を守りたい」

とちょっと変わった木の家作り
をする会社で10年間心血を注いで
取り組んでいました。

しかし社長が脳卒中で倒れたことを
きっかけに会社は立ち行かなくなり
私は仕事人生の目標を失い
真っ暗な谷の底グルグル
もがいていました。

こんな状況の私がどうやって
ライフワークに辿り着いたのか

最後まで読んでいただけたら
ライフワークがどういう
ものなのかがわかり
あなたが一歩前に進むきっかけに
なったらうれしいです。

ライフワークの勘違い

ライフワーク
見つけたいですよね。

でも、なかなか見つけられない。

ライフワークというと
一生捧げられる大好きな仕事
職業だと思っていました。

そのことを考えるだけでも
ワクワクすることであって
恐怖を感じることだなんて
思ってもみなかったのです。

直感に従い行動する

建築の仕事をする前の私は
すべて直感に従い
人生を進めてきました。

二十歳の時初めての海外旅行
バックパックを背負って
ニュージーランド一ヶ月一人旅
行くことを決めた時も

ホテルの仕事を辞め
陶芸の道に進んだときも

山の中に自分で家を作ろう
決めた時も・・・

そしてこのグルグルから脱出しよう
ともがいていた時も・・・

 

本田健さんの主催する
「ライフワークスクール」に参加しよう!
と決めた時も閃きがあり行動しました。

(2020.6現在ライフワークスクールは
開催されていません)

ライフワークスクールに参加

以前から本田健さんの書籍は
好んで読んでいました。

苦しい状態の時
なんとかポジティブな状態になりたくて
希望を見いだしたくて
読んでいたのだと思います。

しかし、それまでセミナーの類は
他の方のも含め参加したことがなく

セミナーというのは
自分が住んでいる世界とはのもの
と感じていました。

でも、その時は書籍の中にあった
「ライフワークスクールへのお誘い」
ピンときてしまったのです。

わたしの行動だけを見ている人は
やりたいことを次から次へとやっている!
と見えているようなのですが
結構優柔不断
やりたいなあ。でも・・・

やりたいなあ。でも・・・

の繰り返しなんですよ。

 

最初のネックお金でした。
失業の身にとってセミナー代
安くはない金額です。

もう一つは費用対効果があるのか。
平たく言えば
セミナーに参加して本当に
ライフワークが見つかるのか

ってことですね。

最後に日程と開催場所の
問題がありました。

あと、セミナーに参加するような
意欲的な人となじめるのか・・・
という不安もありました。

とにかくやってみる

参加してみたいな。っていう気持ちと
現実的な問題との間で
揺れ動いていました。

でも、迷うってことは
やってみたいと思っていることだと思い
とにかく参加することに決めました。

八ヶ岳の研修センターで2日間のセミナー

全国各地でセミナーが開催されていて
自分の都合が合うものを探しました。

結局八ヶ岳の研修センターでの
宿泊型のセミナー

第1ステージ「本当のあなたと出会う」
に参加しました。

ファシリテーター男女1人ずつ、
参加者は私を含め8人でした。

このセミナーは
実際に本田健さんから
講義を受けるものではなく

VTRで健さんの講義を見ながら
参加者同士で自分の思っていることを
シェアしあうという形式です。

宿泊型だからこそ

一日目の内容は
「ライフワークとは」
から始まりライフワークを生きると
どんな人生になるのか

また自分の現在地を知り
今までの人生の中から
大好きなことを思い出す
という作業をしました。

このスクールに参加すれば
これからやるべきライフワーク
はっきりと見つかることを
期待していたのですが
一日目を受けてみてその実感
ありませんでした

セミナーが終わると
ファシリテーターさんが車を
出してくださり他の宿泊施設
お風呂レストランに連れて行って
もらいました。

研修センターに戻ってからは
暖炉のある部屋で
夜遅くまで語り合いました。

こういう時間が結構楽しく
自分の本音も出てきたり
参加者さんの悩みを聞いたり
有意義濃厚な時間を過ごすことが
できました。

また、私の場合はお風呂に入っている時
ぼーっと一日を振り返っている

「本当の自分を表現したい」という思いが
むくむくと湧いてきたのです。

それまで自分が
本当の自分を表現していないなんて
思ったこともありませんでした。

そして、お風呂からあがり
レストランへ移動する車の中
セミナーのサポートに来ていた
たっくんにそっと聞いてみました。

「わたし本当の自分を表現したいって
思いがでてきたんだけど・・・」

「それでいいんだよ」

「それでいいの??
ライフワークって
そういうことなの?!」

衝撃でした!

ライフワークって
お花屋さん”とか
建築士”とか
陶芸家”とか

職業だとばかり思いこんでいたのです。

それまでは何かに自分を
当てはめようとして
グルグルしていたのです。

セミナー2日目

二日目はライフワーク
感情についての講義でした。

ライフワークを生き始めると
様々な感情が出てくるというのです。

ワクワクするだけじゃないんです。

逆にワクワクしてるのは
偽物ライフワークである
可能性もあります。

それよりも何かやろうとした時に
罪悪感、孤独感、恐怖、
羞恥心、無価値観 etc・・・

が出てくるものほど
ライフワーク可能性
高かったりするのです。

なので恐れを感じた時に
一歩前に出られるか
ポイントのような気がします。

さらっと書きましたが
ここがかなり重要何かをやりたい
と思った時に恐怖が出ると引っ込めて
しまいがちですが
それこそが本当のあなたがやりたいと
思っていることなんです。

それを見ないふりをして他のことを
探そうとしてもずーっとグルグルするだけで
一生ライフワークは見つかりません

以前山の中で古民家をご自身で改装して
カフェを営んでいらっしゃる方のお店に
お邪魔しました。

他のお客さんはいらっしゃらなくて
店主の方と初めていろいろお話ししました。

彼は自分がやりたいと思ったことを
やってきたが何か一つピンと来なくて
もっと自分がやるべき使命のような
ものがあるのではないか・・・

半分うつ状態になりながら悶々と
されていました。

私は彼のお話しを伺ってる中で
答えは見えていたので

どうして気が付かないのかな…
気が付かないふりをしているのかな・・・

不思議に思っていました。

でも、その時に私が
あなたの使命はこれですよ

と言ったところで受け入れてもらえない
と思ったので黙って聞いていました。

ちなみに私に特別な能力がある訳ではなく
彼の話していることに耳を傾けたら
誰でもわかると思います。

本人だけが気が付いていないのです。

 

翌日
「あなたが辛くて逃げだしたことに
答えがある」

とふと頭に浮かび
彼にこのメッセージを伝えましたが
あまりピンときていないようでした。

 

その数か月後
FBの中で生き生き
皆さんの前で講演する彼の姿
目にしました。

自分が皆さんに伝えたいことがあるのに
こんなことを言ったら変に思われるという
恐怖でその思いをずっと押し殺してきた
そうです。

でも話してみたら皆さんに必要とされ
何度も講演会を開催するようになり
彼のライフワークになりました。

 

 

ちょっとセミナーから横道
それてしまいましたね。

 

 

感情のワークの後は自分の
才能や本質を探っていくものでした。

自分では当たり前にできること
才能であることに気付かされます。

そしてずーっと自分自身を探っていき
あなたの本質を表すキーワードは・・・
との問いに

 

私の本質は癒しです。

本当の自分を表現することで

人を癒したい。

 

としたためていました。

自分では癒されたい
とは思っていても
人を癒すなんてことは
おこがましいことだと思っていたので
言葉として口から発するのには
かなり抵抗がありました。

でも
私の本質は”癒し”だと気が付き
受け入れた瞬間
涙が溢れました。

セミナーを終えて

セミナーの最後に
今日からやってみたいこと
何でもいいから書き出してみましょう。

というのがあり
一番目に私は家族にありがとうと言う。
と書いていたので
帰宅後早速実践しました。

過去を振り返りまず、
両親に感謝を伝えなければ
と気が付いたのです。

そして父には謝罪もしました。

私は勝手に理想の父親像というものを
描きそれに当てはまらない父を
心のどこかで認めていなくて
とてつもなくやさしかった父に対し
不遜な態度をとっていました。

でも、ここできちんと謝ったことが
のちの私の人生を救いました

 

セミナーを受けた年の2年後
父は末期の癌で亡くなったのです。

 

きちんと謝っていなかったら
その先ずーっと後悔する人生
歩まなければならなかったことでしょう・・・

 

セミナーを終えて帰宅してからも
しばらく自分を振り返る作業をしていました。

卒業文集などをひっぱり出して
遠い記憶となっていた
小・中・高校時代を思い出しました。

すっかり忘れていた
楽しかった思い出が蘇ってきました。

特に高校生の頃は勉強ばかりの
学校だったので記憶が薄れていたのですが
今思えば強烈な個性の先生や同級生
そろっていて1年生の最後に作った
文集を読み返してはお腹を抱えて笑っていました

こんなに楽しかったんだ!

新鮮な発見でそれをみんなにも
共有したいと友人に話したら
早速同級会と学年全体の同窓会まで
企画してくれました。

中にはドイツ在住の子まで帰国して
参加してくれました。

 

セミナーをきっかけに
いままで自分を支配してきた
考え思い込み
どこから来たのか探り
それらを手放すような思考
なっていきました。

自分が傷付き
かさぶたになったところが
どんどん増殖
身動きがとりずらくなっていたのにも
気が付きました。

そして薄皮をめくるように
一枚一枚はがしてゆきました・・・

そして本来の自分がだんだん
表に現れてくるようになりました。

ライフワークを生きると決める

とにかく私のライフワーク
「本当の自分を表現することで
人を癒すこと。
人を勇気づけること」

ということがわかり
具体的に何をしたらいいかは
まだわからなかったのですが

そういう人生を生きよう!
ということだけ決めました。

好きなことを仕事に

職安に通いましたが
理想が高くなってしまった分
余計に働きたいと思う仕事
見つかりません。

生活のためだけに働くという選択肢
やめようと思い
楽しいこと好きなこと
仕事にしたいと考えていました。

大好きな花屋の求人を目にする

そんな時友人が結婚をしたので
ささやかなお祝いにと
私の大好きなお花屋さん
アレンジメントを予約しようと
検索していた時そのお花屋さんの
求人が目に留まったのです。

今までのわたしだったら
こんなレベルの高いところ私には無理
尻込みして応募できなかったと
思うのですが

その後もライフワークスクール
第二ステージ、第三ステージと受講し
いろいろな方と出会う中で少しづつですが
考え方が変わっていたようで
注文したお花を取りにいった際に
面接をお願いしました。

休日はリハビリ教室のボランティアと絵を描くこと

お花屋さんには何とか採用して頂き
たくさんの個性的で愛らしい花々
囲まれながら仕事をさせて
いただきました。

そして休日
セミナーに行く一年ほど前に
突然始めた絵を描く趣味

以前働いていた建築会社の社長
脳卒中半身麻痺になったからだを
自力で治し
そのノウハウ麻痺で苦しんでいる方に
教える教室をお手伝いする日々を
送っていました。

そのボランティアをしていた際に
見学にいらした美術に精通して
いらっしゃる方に見初められ(笑)
あれよあれよという間に
絵を発表する機会
恵まれたのです。

詳しく知りたい方はプロフィール
ごらんください。

アーティストデビュー

レストランでの展示風景

花屋で働きだした翌年の9月
名古屋のレストランで一ヶ月間
絵の展示をさせていただく機会に
恵まれました。

その後
評判が良いから続けて欲しい
依頼を受け三年半に亘り内容を変えながら
展示させてもらいました。

私のライフワークって何だろう
もやもや考えていた時
画家”
という選択肢がよぎらなかった
わけではないですが

「画家なんかで食べていけるわけない」
と速攻自分で打ち消していました。

しかし展示が決まってから
ライフワークスクールで書き込んでいた
ワークノートを見返すと
最後のページの

”ちいさなことでも夢のようなことでも
やりたいと思うことを
書き出してみましょう”

という問いに

 

『絵の個展を開いて人を癒す』

 

と書いてあるのを見つけたのでした・・・

 

 

まとめ

  • ライフワークは職業ではない
  • ライフワークに進もうと思うと恐怖が出る
  • 頭で考えているだけでは見つからない
  • 本気でライフワークを見つけたいと思い行動すれば必ず見つかる(セミナーの参加はそのひとつの手段)

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